JA09S10439000017 商品種別 アンティーク/Used サイズ 開口部φ 3.5cm W 16.0cm×10.0cm H 13.8cm ブランド オールドノリタケ/Old Noritake 原産国 日本/Japan 焼成年 1891-1915年(米国向け) 付属品 なし オールドノリタケ/Old Noritake:メープルリーフ印 豪華金盛ポートレート装飾 美人画 花瓶(フラワーベース) 万人に愛されるオールドノリタケ 1.オールドノリタケと呼ばれる食器 1904年に創業されたノリタケ社(当時の社名は日本陶器合名会社) 明治期に「海外貿易こそ日本の将来の道」だと 創業者"森村市左衛門"による輸出が始められました。
その磁器はやがてノリタケブランドとして認められ、 戦後に逆輸入され、オールドノリタケとしてコレクションされます。
日本では第二次大戦前までのものを総じてオールドノリタケとして認識 海外ではバックマークが1921年以前のものをオールドノリタケとして認識しているようです。
2.バックマークの種類 ノリタケ社のバックマークは実に種類が多く、 "Noritake"社の名が入っていないものも数多く存在します。
バックマークから何年頃にどこの国に輸出される為に製造されたものなのか?など分かります。
こちらの作品は1891-1915年頃に米国向けに作られたお品で、 通称メープルリーフ印と呼ばれるバックマークが施されております。
3.本品について 西洋美人の肖像が転写された周囲を金盛で装飾された豪華絢爛な一品 市場では美人画と呼ばれるタイプのベースです。
オールドノリタケはハンドペイント(手書き)を基本としていましたが、 当時の日本の絵師達はヨーロッパの王女や僧侶などの肖像画を描くことが出来ませんでした。
そこで、ヨーロッパでは既に使用されていた転写紙を使用してデザインされました。
反対側にはバラ模様がございますが、こちらはハンドペイント(手書き)で描かれております。
周囲にはビーディング技法で金盛がいっぱいに散りばめられております。
ビーディングとは盛り上げ技法の一種で、 細かな点状に金彩や顔料を筆で盛り上げて装飾したものになります。
※当店では「金盛」「ジュエル」などと表記しております。
丹念な職人技で花瓶や皿などの高級品によく用いられた装飾技法で、 現在の技術や採算の面からも再現は不可能といっても過言ではない程、 根気のいるアンティーク品ならではの装飾技法になります。
全てが通常のオールドノリタケの作品とは一線を画す見事な出来栄えの飾り花瓶でございます。
商品状態:写真 最低でも100年以上前のアンティーク品である故、 金彩部に薄れが経年なりに見られる部分があります。
年代を考えれば、素晴らしい保存状態だと言えると思います。
モチーフ部に関しては微傷が数本ありますが、 飾る分には何の遜色のないレベルだと思います。
総合的に大切に扱われてきた事が伝わってくるようなコンディション 唯一無二のアンティークベースです。